ココロザシ勝手に応援団

第一回「世界、いっちゃう?」

第一回「世界、いっちゃう?」 

07.09.2010

 

【山陰】おつかれー。何、急に呼び出したりして?

 

【吉村】あの、...ちょっと山陰さんに話したいことがあって。

 

【山陰】モジモジしてどうしたの?言ってみな?

    恋愛相談なら、他をあたってくれよな。

 

【吉村】いや、違います。

    去年1年間いろんなココロザシを応援していく中で、

    ちょっと思ったことがあるんですけど。

 

【山陰】あぁ、なんだ、応援団ね。

    こんなところに呼び出されたから、何かと思ったよ。

    で、なぁに?

 

【吉村】前に取材行った「小松ダイヤモンド」って会社あるじゃないですか。

    あんな小さい工房で、今でこそ内閣総理大臣賞だの、

          すごいカットだの言われてるけど、

    最初は日本ではあまり売れなかったんですよね。

    ところがその時、海外で先に火がついた。

    日本すごい宝石技師がいるって雑誌にとりあげられたり、

    有名ブランドのジュエリーの一部に使われたりしているうちに、

    日本へは逆輸入ってかたちで広まったんですよね。

    自分の腕というか、ココロザシひとつで世界を驚かして、

    日本の真珠という文化を広めたわけです。

 

【山陰】熱いね、いきなり熱く語りだしたね。

 

【吉村】漁港も、世界での知名度があるんですよね。

 

【山陰】へぇ、さすがだね。

 

【吉村】海外のメディアが浦安の市場に取材にくるんですよ。

    ただでさえ海外の人にとって、

    「寿司」とか自分たちの文化以外のものって刺激的じゃないですか。

    その上、魚を食べる文化を全世界に発信したいって想いを、

    わかりやすく伝えるために音楽を通して発信しているわけだから、

    なおさら興味ひかれるんでしょうね。

 

【山陰】なるほどね。

 

【吉村】なんか思ったんですよね。

    アイデアひとつで、ココロザシひとつで、

    世界に通用する可能性ってあるんだろうなって。

    ひょっとして他にもそういう人がいるんじゃないかって思って。

 

【山陰】おお、なんか真っ当なこと言うね。たしかにその通りやな。

    それでいうと、本場の技術を学ぶために日本を飛び出して、

    日本へ継承している人もいるよね。

    たとえば、時計の本場スイスで時計師の資格をとって活躍する

    関口さんって人がいるらしいんだけど。

          そういう日本人がいるって誇らしい。

    あとは、有名どころで言うと、

    バングラデシュでかばんをつくっているMotherhouseの山口さんとか、

    その国の特産を使ったビジネスを興している人もいるよね。

    世界で頑張る日本人ってけっこういるんだろうね。

 

【吉村】私たち「ココロザシ勝手に応援団」って、

    日本で事を興した人たちにスポット当ててきましたけど、

    これからは世界まで視野を広げるべきなんじゃないかと。

 

【山陰】おお!そいつはすごいね!

 

 

 

 

 

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【吉村】だって日本を飛び出して、事を成し遂げるって難しいと思うんですよね。

 

【山陰】うん。私なんか、休みの日は家から一歩も出ないぐらいだもん。

    国を飛び出すなんて、とてもとても...。

 

【吉村】家から出ないのは、また別の問題ですけどね。

    でも、実際は言葉や文化の壁もあるし、

          物理的にハードル高いわけじゃないですか。

    それに、日本から出ていこうとするパワーもすごいし、

    向こうで頑張り続けるパワーもすごい。

 

【山陰】尋常じゃないよね。普通はできないよそんなこと。

 

【吉村】だからこそ応援したいなって思うんですよ。

 

【山陰】うん。直接聞いてみたいわ。

    なんで日本を飛び出そうと思ったのか、なんで頑張り続けられるのか、

    原動力とか、その人の描く夢とか聞いてみたい。

 

【吉村】あ、取材魂うずいちゃいました?

 

【山陰】いやーウズウズするね。

 

【吉村】で、そういう世界に打ってでるやり方を日本人に紹介することで、

    海外進出を描いている人の背中を押したいですよね!

 

【山陰】うんうん。

    あとさ、そういうことする人たちって、案外若い人が多いやん。

    同世代とかさ。あれちょっと焦るんだよね。

          彼らに比べて私は何をしてるんだろうって。

    でもそれが刺激になる。

    だから、彼らのココロザシある生き方とかパワーの強さを

    発信することで、頑張る同世代にハッパをかけたいし、

    今夢がない人に対しても「アグレッシブな生き方ってかっこいいよね」と

    思ってもらえるといいな。

 

【吉村】うわー、私たちの応援も海を越えるわけですね。

 

【山陰】だね!だね!やりたいやりたい!

 

【吉村】私たちがやらずに誰がやるんだ!

 

【山陰】だね!だね!やるしかないよ!

 

 

 

 

 

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【吉村】でも、どうやったら世界にいけるんですかね?

 

【山陰】そりゃアポとってさ、飛行機でブーンと...

 

【吉村】ちなみに海外行ったことありますか?

 

【山陰】小さい頃に家族でホンコンに行ったけど、ほとんど覚えてない。

    あとは、大学時代に友達とスペインに行ったのと、

    社会人になってからベトナム1人旅したのと、

    あーこの前家族で韓国旅行に行ったな。

 

【吉村】えー1人旅とかすごいですねー!

 

【山陰】でも4カ国でしょ。そんな海外経験ないんだよね。吉村は?

 

【吉村】着物でヨーロッパ行ったことあります。

 

【山陰】は?着物で?

 

【吉村】大学の時、すごい着物にはまってたんですよ。

    大学は京都なんでけど、

    京都って日本の文化に憧れてる外人が来るわけですよ。

    で、着物を着させてあげたらすごい喜ぶんですね。

    じゃぁ、ヨーロッパで着物文化を広めようと思って、

    つくった着物のフリーペーパーを翻訳してもらって、もってったんです。

 

【山陰】むっちゃアグレッシブやん!

    いけるいける!なんか私たちなら世界でもずうずうしく取材できそう!

 

【吉村】山陰さんって英語しゃべれるんですよね?

    一人旅するぐらいですもんねー!もしかしてペラペラ?

 

【山陰】いや?言語の壁は愛で乗り越える主義っていうか。

 

【吉村】喋れないってことですね。どうやってベトナム行ったんですか。

 

【山陰】そりゃあなた、

    万国共通、鉄壁のコミュニケーションといえば、ジェスチャーでしょ。

    でも吉村は喋れるんじゃないの?

    ジャパンカルチャーを伝えるためにヨーロッパ行ったぐらいだし。

 

【吉村】いえ、私も言語の壁は気合で乗り越えてきたクチですから。

    ていうか、言葉よりも愛よりも大事なのは金じゃないですか?

 

【山陰】じゅ、住民税を払うだけでもヒーヒーです!!

    世田谷区高ぇよ!だいたいさぁ、今の日本には、

    これからの日本を支えていく私たち若者を支える制度ってものが

    ないよね。いや、わかるよ?高齢者や教育を受けるもっと若い世代に

    厚く保障すべきなのはわかってるよ?でも、でも、私たち、

    日本がもっと良くなればって、毎日頑張ってるじゃないか。

    そうだろう、吉村!

 

【吉村】山陰さん、話それてますって!

 

【山陰】あぁ、すまない。で、吉村はお金あるの?

 

【吉村】ないに決まってるじゃないですか。

    フジロック行くお金もないんですよ。

 

【山陰】貯金は?

 

【吉村】だからないって。

 

【山陰】ってことは...

    語学力もなくて...お金もなくて...

    あ!ツテとかないの?人脈という強力なパイプがあればなんとかなる...

 

【吉村】ないですね。

 

【山陰】ですよね。

 

 

 

 

 

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【吉村】そもそも、海外にいつ行くんだって話ですよね。

    去年、一番長い休みで何日ですか?

 

【山陰】年末年始の6日間とか?

 

【吉村】私、年末年始も休めなかったんで。

 

【山陰】えーもう無理じゃん!!

    語学力も、お金も、ツテもなくて?しまいには休みもないなんて!

 

【吉村】ほらーそうやってすぐ諦める!

    諦めたらそこで試合終了ですよ、山陰さん!

    グローバルな応援団になりたいんでしょ!

 

【山陰】そんな使い古された言葉聞いたって、慰めにもならねーやい!

 

【吉村】考えましょう!こんな私たちでも、頑張れば世界いけますって!

 

【山陰】えーほんとかよー。

    だって何ひとつ海外に行く術を持っていないのよ、わたしたち!

 

【吉村】こっから身につけていきましょうよ!

    それに山陰さんのパワーを持ってすれば、

    世界に行くぐらいチョロイですって!

    私1人じゃ到底無理ですけど、

    山陰さんが本気だせば、絶対実現しそうっていうかー。

    山陰さんってすごいからなー、

    うんうん、オーラが他の人とは違うっていうかー。

 

【山陰】え?...そ、そう?

    そこまで言われちゃ、ねぇ? やる?やっちゃう?

 

    オーケー、わかりました!

    本日ここに「世界戦略室」を設立いたします。

    具体的に世界に行くための作戦を練ろうじゃないか!

 

【吉村】...案外、山陰さんもチョロイですね。

 

【山陰】なんか言った?

 

【吉村】いえ。

 

【山陰】では、吉村君。さっそく作戦会議の内容だが。

    まず渡航に必要な金額の提示と、資金集めの方法を検討。

    語学に関しては、各自のレベルを把握した上で、最低限の語学力の習得。

    出張期間の確保については、時期を明確にし、

    各自仕事量の管理をすることで確保できるはずだ。

 

【吉村】急にまじめ且つ具体的じゃないですか!

 

【山陰】当たり前だ、私を誰だと思っているのかね。ついてきたまえ。

 

【吉村】なんか喋り方まで変わっちゃってるけど。まぁいいか!

    俄然いける気がしてきましたね!山陰さん!

 

【山陰】成せばなる。成さねばならぬ、何事も!

    ではさっそく「世界戦略室」を始動させる!

 

【吉村】吉村沙織、世界進出に向けて邁進することを誓います!

 

【山陰】いざゆかん、世界へ!

 

 

 

 

第2回「先輩に知恵を拝借!」に続く... 

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