ココロザシ勝手に応援団

生き方を探す人の仕事探し 「東京仕事百貨」  

11.11.2009



ここ最近、大好きで一日に何回も見に行ってしまうサイトがあります。
それが「東京仕事百貨」です。

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働く人を募集している企業・団体・プロジェクトが掲載された求人サイトなのですが
そこで紹介されている仕事は、独自の目線で集められている面白いものばかり!

ランドセル職人、臭気判定士、地域活性化ディレクター、靴磨き職人...
色んな土地で、色んな働き方を見つけて生きている人の姿が描かれているサイトを眺めていると
パソコンの前にいながら、まるで旅をしているような気分になります。
それくらい"こんな働き方もあったんだ"という気づきをくれるのです。

今回のココロザシ勝手に応援団は、そんな東京仕事百貨のご紹介です。
代表の中村健太さん、ディレクターの渡辺英子さんにお話を伺いました。

みんなが楽しんでいる場所や
状況を創りたかった。

中村さんは、中高生の頃から漠然と
「みんなが楽しんでいる場所や状況をつくる人になりたい」という想いを抱えていて、
大学では建築を専攻、デザイン設計を学びました。
しかし、既に方向性やプログラムが決まっている中で作っていく建築は、
自分がやりたいこととは何かが違う、という気持ちがあり、
もっと状況をつくり、プロジェクト全体を生み出す仕事をしていきたいと思うようになったそうです。


その後、中村さんは金融と不動産のできる会社を探して社会人になります。
仕事自体は面白かったけれど、どうやって利益をあげるかが目的である仕事は、
なんだか自分が本当にやりたいことではない、
何か新しいものを創っていきたい、そういった悩みを抱えながら仕事をしてたそうです。


そんな中村さんの転機になったのは、あるバーでの発見です。
中村さんは、お気に入りのバーで、自分は何故このお店が好きなんだろうと考えてみたそうです。
そこで、食事もお酒も美味しいし、空間も素敵だけど、自分が一番楽しみにしていることは
バーテンダーとの会話だということに気がつき、はっとしたそうです。


自分が今までやりたかった場所や状況をつくる、という際に一番大切なのは
その中にどんな人がいるか、ということなんじゃないか。
面白いプロジェクトを生むには、それに合った人を繋ぐということがキーになってくるのではないか。
だったら、自分が人とプロジェクトを繋ぐ役割を担うのはどうだろうか―


そんな想いが生まれたこのバーから、「東京仕事百貨」は少しずつ形になっていきます。



「仕事の百貨店をつくりたい」
想いを掲げ、がむしゃらにやってみた。


中村さんは、既存の求人サービスが、条件や土地で記号化されていること、
その道しか知らずに人々が就職活動をしていく様子に疑問を感じていました。


そして、東京仕事百貨を構想していた際に既存の求人サービスに載っていない、
露出していないようなところにも面白い仕事が沢山あるということ
そして、自分なりの「働き方」を見つけられていない人も
沢山いるということに気がつきます。


そこで、まだ自分なりの仕事を見つけられていない人に
独自の視点で集めた仕事を紹介することで
「こんな生き方、働き方もあるよ」ということを伝えるサイトをつくろうと決意したそうです。


退社して、何もないところからのスタート。最初はとにかく想いを人に話して
協力してくれる人、掲載してくれる人を探したという中村さん。
しかし、やはり形がないので、掲載を断られることもありました。
オープン当時は少ししか仕事が集まらなかったそうです。


「でも、そこで立ち止まらないのが、中村のすごいところなんです。」と渡辺さんは言います。
アドバイザーを迎え、とにかく諦めずにいろんなところに出掛け掲載させてもらえるところを
探し歩きひとつひとつ「働き方」を集めていったそうです。


意義のある仕事を
意志のある人に伝えるための工夫


今では多種多様な仕事が集まっている「東京仕事百貨」。
読んでいてわくわくして、今まで知らなかった仕事が魅力的に見えてくる
秘密はどこにあるのでしょうか。
お2人に、仕事を伝える際のこだわりを聞いてみました。


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■ 誰でもいい仕事なんてない■


東京仕事百貨で紹介されている仕事には"誰かに委ねられる"ような仕事はありません。
与えられる仕事ではなくて、自分で何ができるかを考えて
仕事をつくっていけるプロジェクトを紹介しているので、
「自分にしかできない」と思えるような仕事が多くなっています。


そして、東京仕事百貨に求人を掲載したいと言ってくださる方々も、
誰でもいいわけではなく「その人にしかできない事を任せたい」という気持ちで
一緒に働く人を探しているという場合が多いのが特徴ですね。

■ 自分たちが心に感じたものを、自分たちの言葉にして、読者の心に響かせる■


東京仕事百貨は「募集をしている団体の方々の空気感」をきちんと
伝えられる媒体でありたいと思っています。
そのために給与や条件、場所や福利厚生といった記号ではなく
東京仕事百貨つまり、自分たち独自の視点で、素直な仕事への印象を書くように心がけています。


(そう言いながら、中村さんが書いてくれた図)

世の中には、検索ワードを記入すると仕事が出てくるような既存の求人サービスが
沢山あるけれど、それで仕事を選ぶって、とても違和感があります。


人生で大切なことは意外と損得勘定だけでは動かないと思います。
例えば、恋人選びだったら条件ではなく、気持ちで行動しますよね。
自分にぴったり合って、一生添い遂げたい!と思える人なんて条件だけでは選べません。
それは、仕事選びも一緒だと思うんです。
人生の時間の中で、仕事が占める割合はとても大きい。
「これは自分の仕事!」と心の底から思ってもらえるように、
原稿を書く際には、そこにある生き方・働き方を見つめて、
自分たちの言葉にしてから世に出すようにしています。



(たとえばこんなキャッチコピーが並ぶ。
 曲げわっぱを売る仕事でも、きっとその仕事に就く人によって
 違う仕事になっていくんだろうな、と思わせる言葉たちです。)

■「生き方」で検索できる■


東京仕事百貨の検索方式は「条件」ではなく「生き方」
サイトでは上の図のようなカテゴリ分けがされていて何をしたいかが明確でない人も
"こういったことをしてみたいな"という想いで仕事を探すことができます。

求人サービスではなく
求"志"サービスでありたい。

「今後も仕事百貨として継続的に伝えたいのは
"こういう働き方もあるんだ"という多様性の共有」と語る2人。
実際、東京仕事百貨を見て、既存の就職活動の道以外にも
仕事を見つける方法があるんだ、ということに気がついた人も多いと思います。
今後は、読者や掲載者に参加してもらえるような
WEB以外の場作りにももっとチャレンジしていく予定だそうです。


2人から感じたのは「色んな生き方、働き方を伝えたい!」という強い意志。
いままでになかった求人サイトの形を構想し、実際に形にして動く
そういった働き方ができている二人だから
書かれている仕事の紹介文にも、説得力があるのでしょう。
これから、東京仕事百貨から、誰にも委ねられない働き方を見つけて
自分だけの「生き方」を見つけていく人が、どんどん出てくるんだろうなあと思います。
みんなが楽しく働いている世の中、想像すると楽しくなりますね。



これからも(熱狂的)ファンとして応援しています。
ありがとうございました!


■もっと!東京仕事百貨■

2人が働いているシェアオフィス"sharel"にお邪魔してきました。


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南青山にあるsharelは、さまざまな仕事や目的を持つ人たちが
それぞれのスタイルで利用できるオフィス。
この日も、色んな仕事をしている人が行き交い
情報交換が行われていました。
オフィスは働くだけの場所ではない、そんなことを感じさせて
くれるスペースでした。


次はサイト以外での東京仕事百貨の活動をご紹介◎



シブヤ大学しごと課の運営

シブヤで働いたり、地域社会に貢献できる仕事情報が掲載されている
シブヤ大学しごと課では、街の先輩訪問ができたり
シブヤでの働き方を発見することができます。

自由大学での授業


教える人、学ぶ人、講義をキュレーションする人、企画運営する人が一緒に
なって大学を創造していく「自由大学」では
「東京仕事百貨の伝え方」という授業を担当されました。



この日のゲストはgreenz.jpのクリエイティブディレクターの兼松佳宏さん。
他にも、リビングワールドの西村佳哲さんや、東京R不動産の林厚見さんをゲストにお迎えし
「自分目線」で物事を伝える東京仕事百貨の魅力の秘密を、受講者に伝えています。


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さらに自由大学の授業は新島でも行われました!


東京仕事百貨がプロデュースしたのは
新島で心を動かされた瞬間を
写真を撮るのと同時に、感じた何かを言葉にして残すことにより
自分がどういったときに何を感じているのかを
もう一度考え直すプロジェクト。


い、行きたかったです。。。


<今回ご紹介させていただいた企業>

東京仕事百貨
(運営元 「株式会社シゴトヒト」)

〒107-0062 東京都港区南青山3丁目8-5 DeLCCS 2F

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