06.03.2009
最近、農業がさわがしい!
食料自給率が40%を切り、第一次産業の人手不足が叫ばれる中で、
農業が就職先として大々的にアピールされています。
いまや農業ブームといっていいほど、テレビや雑誌はこぞって農業を取り上げ、
ときには景気の厳しさから失業者の受け皿として紹介されることも。
おお、いい話じゃないか!
と、一見すると素晴らしいアピールなのですが、
実は、そう簡単にはいかないらしいのです。
なんと肝心の受け入れに大きな課題があるとのこと。
今回、2週にわたってご紹介する会社は、
そんな第一次産業の問題に、時代に先駆けて取り組む会社「Life Lab(ライフラボ)」。
人、お金、情報。根っこから産業を変える基盤づくりに取り組んでいます。
テレビや雑誌であまり語られていない第一次産業の実態、必見です!
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『予想外に小さな受け皿でした』
第一次産業の人手不足、確かに農業という大きなくくりでは深刻な状況です。
でも一形態(個人・法人)の受け皿はどうかというと、実は厳しい。
儲かっていないから、人を雇うお金がないんです。
今のブームにのって10万人が農業をやりたいといっても、
受け入れる力がないのが本当の現状。これには驚きです。
3年前、すでに第一次産業の求人メディア「第一次産業ネット」を先駆けて立ち上げ、
人材確保に取り組んでいたLife Lab。
それぞれの農家の特徴と魅力を文章と写真で紹介するWEBサイトに加え、
求職イベントも開催するなどその入り口を大きく広げる一方で、
農家とのやり取りを通して資金不足に苦しむ声を耳にします。
そこでLife Labは、農家の資金づくりをサポートする販売支援に立ち上がりました。
生産者と都内のレストランを、販売を通してつなぐ日本でも初めての取り組みです。
たとえば、一律の金額で野菜を売っている農家に対して、
どんな野菜をつくれば高く売れるのか、
どうすれば販路拡大できるのか、
儲かるビジネスにするためのいわば経営戦略サポート。
飲食店のニーズを伝えることで、
農家は、有機野菜や、養豚であれば黒豚など、
より価値の高い生産物をレストランに提供することができます。
また、値が張っても他店との差別化をはかりたいレストランにとっては、
自ら農家へ足を運ばずとも、変わった野菜や、味のよい野菜を手に入れることができます。
代表取締役の西田さんは、それぞれの農家が儲かる経営力を身につけることは、
新たな人材の入り口にもつながると考えています。
より多くの資金を生み出せば、人を雇うことができ人手不足を解消することができる。
さらに有機栽培などに興味をもつ若者に対して技術指導を行う場となれば、
求職希望者の窓口も広がります。
販売支援から人の支援へ。いい流れが生まれようとしています!
Life Labが運営する「第一次産業ネット」
『志望動機 求ム!』
受け皿の問題に対して、次は求職者側の問題です。
人手が不足してるんだから、誰でも就職できるなんて思っていませんか?
実はいま、ブーム効果もあって農業界は買い手市場。
ひとつの農家が雇える数人の枠に70~80人の応募があることも。
受け入れ側は、「家もご飯も心配いらないから」という動機ではなく、
「農業がすきだから、農業がやりたい」という農業に前向きな人を選んで
採用しているそうです。よく考えれば、農家も会社と一緒ですから当然の話ですね。
しかし世間で騒がれる人手不足という言葉から、
「誰でもいいから人をほしがっている」という求職者にとって
あまり正しくないイメージが生まれているのかもしれません。
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いかがでしたか?
第一次産業の実態。
人手不足と受け皿の両面からアプローチすることが、
本当の課題解決につながるのだと感じました。
私自身も、お話を聞いてはじめて、テレビや雑誌の情報だけではない「実態」を知りました。
ということで次回は。
人とお金の基盤をつくったLife Labが今後取り組む、「情報」についてのお話です。
世間のイメージと実態のギャップが生み出したもう一つのギャップに、
「情報」という切り口で立ち向かいます。
乞うご期待!
★第2回はこちら!
【今回ご紹介した企業】
株式会社Life Lab
URL:http://www.life-lab.co.jp/
山陰さち